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  • FPになったきっかけ|
  • 実績
FPになったきっかけ
相談員 山田 茂睦
相談員
山田 茂睦(やまだ しげむつ)
ファイナンシャルプランナー  CFP認定者
行政書士  宅地建物取引主任者
【没個性への疑問】

  私が就職活動を始めた頃は、平成大不況の真っ只中。就職活動は”氷河期”と表現されるような時代でした。私は、東証一部上場のオフィスの飲料サービスを提供する会社に法人営業担当として入社しました。
  入社すると、すぐに「ノルマ」という数字を追いかける日々が始まりました。常にストレスと背中合わせです。私の営業成績はというと、全国でもトップクラスを維持し、全国1位になったこともありました。学生の頃、よく友人の相談に乗っていたのですが、このときのコミュニケーション能力が役立ったのではないかと思っています。こちらから積極的に話すのではなく、相手の話に耳を傾ける「聞く力」が自然と身に付いていたようです。
  しかし、トップクラスの成績を維持するには、それだけでは困難でした。時に「お願い」が必要です。それは、お客様のためでは決してありません。私のためです。私の会社のためです。徐々に、自分の仕事に疑問を感じ始めました。会社のために働く「自分自身」に疑問を感じました。そして、自分の個性はすっかり消えていたことに気が付いたのです。
  そのとき、ふと思い出したのが学生時代に取得した行政書士の資格でした。当時、専門知識を身に付けようと思って取得していました。個性をなくした私は、その資格だけをもって、何の当てもなく転職しようと考えたのです。
2001年5月のことでした。
【競争率150倍の採用面接をパス!】

  法律事務所や司法書士事務所などに応募しました。しかし、行政書士の資格を持っているとはいえ、実務経験はありません。大きなハンデです。
  面接の日、司法書士事務所の所長直々にある質問を受けました。
  「あなたは運がいいですか?」と。
  「はい、私は運がいいです」とためらうことなく答えました。後で分かったことですが、この問答が採用の最終の決め手になったそうです。そうです。お世話になる事務所です。
  所長曰く、”運がいいと思う”ことは、自分のこれまでの人生を認めていることなのだとか。所長は、簡単に「できない」という人間は、会社の”人財”ではないと考えていたので、「できる!」、「自分は運がいい!」という”可能思考”を持った人材を探していたというのです。自分の運をいいと思わない人は前向きな仕事など到底できない、したがって、自分の人生を認めているポジティブな人材かどうかを知るのが、この質問の狙いだったそうです。
  実は、このとき募集枠1名に対し、何と150人もの応募があったとのことでした。競争率150倍です!採用された私は、本当に運がいいのです!そうして入社の日を迎えました。
【FPへの強い思い】

  2003年2月、いよいよ司法書士事務所での生活が始まりました。全てが新鮮です。最初の担当は行政書士として許認可の仕事でした。次に、不動産売買に関連する登記手続き、そして相続、遺言、法人のさまざまな登記業務など。それらに関連する損害保険の手続事務も行っていました。
  当時、苦労したのは仕事以外に勉強や調べ物などをする時間の確保でした。事務所には朝7時45分に出勤し、帰りはもっぱら夜11時過ぎ。時々早く帰れるときは、帰りの電車を図書館代わりに、終点から終点まで何往復もしながら、最終電車になるまで勉強したり、本を読んだりしたものです。それでも足りず、休みの日には、1日中、本と格闘する日々が続きました。
  少し仕事に慣れた頃でしょうか、2つのことに出くわします。一つ目は、お客様が異口同音に唱えるあるフレーズが、耳に残るようになりました。相続案件の多くは、相続が発生した後のケースなのですが、そのときに家族がもらす「ああしておけばよかった」という後悔の念です。
  この一言にはいろんなケースがあります。相続財産を軽減させるような対策をとっておけばよかった。生命保険に加入しておけばよかった。もっと本人と話をしておけばよかった。旅行にたくさん行けばよかった。実にたくさんの”しておけばよかった”と言う声です。二つ目は、司法書士事務所ではよく、不動産取引の現場に行くのですが、その時に、多くの人が、安易に不動産を購入していたり、住宅ローンを組んでいたりすることです。将来設計をせずに漠然と、不動産を購入されている人達の現場をみて、本当に大丈夫なのか、とつくづく思っていました。
  そういう時に、私は「FP」という資格を知りました。FPなら予防ができる、後悔のない人生をアドバイスできる、将来設計をご提供できる、そう強く感じたのです。これこそ、個性を発揮できる職業だと強く思いました。
【いよいよFPの道へ】

  所長も取得していたFP。業務上、知っておくに越したことはありません。すぐさま資格取得の勉強を開始しました。そして事務所の所長にファイナンシャルプランナーの業務をしたい旨を伝えると、猛反発に遭いました。FPは司法書士、行政書士みたいに、独占業務がありません。よって、FPだけの職業としていくにはかなりの苦難が待ち伏せている、と。生活を考えれば、司法書士、行政書士事務所の方が安定していていいのでは。ということでした。私は悩みました。安定をとるか個性をとるか・・・。結果、一度っきりの人生、自分という個性を選択しました。そこで、いまの会社の求人広告に応募したのです。そして、採用が決まりました。
  さあ2006年5月、FPとしての私のあらたな人生がスタートしました。これまで培った士業ネットワークと連携をとりながら、現在の相談業務などに活かしています。目標としていた”予防”対策を、いま微力ながら実行しております。とても充実した日々です。
  これまで本当に多くの方に支えていただいた人生だったと思います。そして、運も私に味方してくれたようです。
  こうした感謝の気持ちを忘れずに、これからも一人でも多くの方の幸せのために、努めていきたいと思います。
実績
【取材・原稿】
読売ファミリー
中部経済新聞(連載)
朝日新聞
【講演】
NPO日本法務研究所「家計管理のしかた」「不動産業者様が教えてくれない家の買い方」
「固定費を削ろう」講師
(株)Grow Up「失敗しない資産運用」講師
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  • 山田 茂睦
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    CFP認定者  行政書士
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